KIROKU
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#11 身の丈にあったスタート

希望の満額で融資を受けられなくとも、政策金融公庫が提示した金額でひとまず進めてみようと女性会計士さんに伝えた後、事の展開を委ねて ホッと肩をたたき合っていたポンコツ夫婦でした。 あの場をどうしていこうか 何から始めようか …

#10 夢は叶うのか?

「夢が叶った」と完結させない、簡単に叶わなくてもいいんだよ。と言いきかせる。 ハラハラした後に大喜びをし、瞬時にガッカリも味わう経験なんて、そうできるものじゃないけれど、あの電話の数分間は、まるで みぞおちを打たれるよう …

#9 上がったり下がったり

苦手な数字と向き合って、資料を作り上げた達成感と、会計事務所に託した安心感でホッと一息したいところ・・しばし現実逃避したいような気持ちになっていた。 ただ 会計士さんから「生産力が圧倒的に足りないようですね・・」「もっと …

#8 現地の確認

2015年5月 会計事務所の所長さんと女性会計士さんが、融資の申請をする前に現地を把握しておく必要があると、真鶴のアトリエと森の場所を見にくることになった。 人もろくに入れない状態だった土地は、全容が見えるように 不動産 …

#7 事業計画2

会計事務所までの道すがら、ボンヤリと浮かんだことは、「親から出してもらった」という眩しいフレーズ。 知り合いの中には、お店を出したり、必要な道具や機械を揃えたりするのに、親御さんから資金を借りて、 もしくは完全にサポート …

#6 事業計画1

向き合って下さる税理士さんの気持ちに救われながら、次に新しい場所でどの様にしていきたいかをお伝えすることになった。「どんな事業を計画されていますか?」事業というと、途端に尻込みしてしまうけれど、漠然としつつも、真鶴に移り …

#5 プロの力

2015年4月融資を受けるための資料作り。どんな思いがあっても、それは まず数字で出していかなければ。とはいえ、思いをきちんと伝えて相談できたら・・ 税理士事務所を調べ始めると、事業について相談にのってくれ、税理士さんを …

#4 伏線は敷かれていた?

2015年3月土地に出逢ってから この半年近くの間 目まぐるしい展開があった。そのどれも意味のあること。乗りかかった船はもう沖合を進んでいるようでもあり、進めるところまで行ってみるしかないね。と、心を決めた。 土地は、地 …

#2 一度目の内見

2014年9月 「拝見することは可能ですか?」 「鍵を預かっているから、いつでもどうぞ」不動産屋さんの快い返事に まず平屋の内見をお願いした。 その頃、私は足の骨折中で、どうやら平屋は 少し険しい坂の先にあるらしく、ヤン …

#1 ジャングル? と出逢う

2014年9月真鶴半島に暮らし始めて そろそろ3年が経とうとしていた頃、体はどんどん田舎に馴染んできて、東京に行くとキラキラ眩しく今まで住んでいた鎌倉も都会に感じるようになった。 半島の先端には地元の人に「おはやし」と呼 …

#0 記録に際して

2014年夏の終わる頃 新しく出逢った荒れ地。大きなチャレンジとなった日々の記録をしようと思いました。 自己満足な思い出話のようなものかもしれません。備忘録でもあり、時に希望や失望の混じった心の内に正直なものでもあり・・ …